6/02/2012

使用楽器紹介

『Xmas in Bali -Holy Gamelan-』(クリスマス・イン・バリ)は、とにかく、生のバリ・ガムラン楽器の音でゴージャスに聴かせたいという強い思いがありました。今回のアルバムでは、一切の打ち込み、西洋楽器を使用していません。100%バリ・ガムラン楽器とヴォーカルによる楽曲です。

今回のボーナストラック『Saluju』(『雪』)の使用楽器は「ガムラン・サルカット」という新しいガムランのアンサンブルです。演奏したガムラン・サルカットのグループ名でもあります。
ガムラン・サルカット(C)Gamelan Salukat

ガムラン・サルカット(C)Gamelan Salukat

■楽器について
数あるバリ・ガムランの中でも特に古くからあるSelonding(スロンディン)、Gambang(ガンバン)、Gong Luang(ゴング・ルアン)、Semara Pagulingan(スマル・プグリガン)の四つの古典アンサンブルをベースに、デワ・アリットが新たにデザインしました。

もととなる古典ガムランは、今日でもその役割が宗教および伝統的場面にほぼ限られています。Gamelan Salukatはこの”先祖のガムラン”に象徴される伝統の持つ精神・魂を集結し引き継ぎつつも、その境界を物理的、精神的に超え、時代に見合った新たな創作表現に対応することを目指しています。

また楽器構成にも工夫を凝らし、フル・キャストによる伝統楽曲や新作の演奏はもちろん、少数人数での演奏やガムラン以外の楽器・音楽にも対応しやすいように考えられています。
(ガムラン・サルカット 日本語ブログより抜粋)

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